山口 友由実 やまぐち ゆうみ
東京都出身。3歳よりヤマハ音楽教室に学び、6歳よりピアノ、
作曲を学ぶ。
日本女子大学附属高等学校を経て、東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業、2010年同大学大学院修了。
2009年よりウィーン国立音楽大学にてアヴォ・クユムジャン氏 (Avedis Kouyoumdjian) に師事し、2015年同大学大学院ピアノ
室内楽科修士課程を満場一致の最優秀で修了。
これまでピアノを杉山典子、安念希良子、平尾雅子、河内純、
秦はるひ、関根有子、岡田敦子、アヴォ・クユムジャン各氏に、
室内楽を土田英介、アヴォ・クユムジャン、ペーター・シューマイヤー、ヨハネス・マイスル各氏に師事。また伴奏法をマインハルト・
プリンツ氏、リート伴奏をダヴィット・ルッツ氏に学ぶ。
1994年テレビ朝日系「題名のない音楽会」にピアノ独奏で出演。
2005年第21回かながわ音楽コンクールシニア部門第3位、
2006年第17回彩の国埼玉ピアノコンクール銀賞、
2008年第33回町田ピアノコンクール審査員特別賞など受賞多数。
渡墺後は、
2010年Internationale Sommer Akademie(オーストリア)
ピアノ特別賞。
2011年第18回ブラームス国際コンクール(オーストリア)
ピアノ部門第3位。ケルンテン交響楽団と共演。
審査員より「小さい体から溢れるエネルギッシュで芸術性の高い
演奏」と評された。
オーストリアでは2012年クロスターノイブルク修道院での同修道院
設立900年記念コンサートシリーズのオープニングとしてソロリサイタルに招聘。またウィーン・ペーター教会でのモーツァルトソナタ
演奏会 (2011~)、ベートーヴェン協会主催チャリティガラコンサート (2011)、墺日協会主催コンツェルトハウスでの演奏会 (2012、2013年)、シューベルト生家でのJunge Talente演奏会 (2013)、ウィーン区祝祭週間 (Berzirksfestwochen) 等に出演、演奏活動を行っている。2011年演奏がオーストリア国営ラジオ (ORF) にて放送。2012年3月にはオーストリア国会議事堂で行われた東日本大震災追悼式典にて演奏。2013年は大使館主催の日本・スロヴァキア国交20周年記念コンサート (スロヴァキア) 出演、また文化庁文化交流使・箏曲演奏家、山路みほ氏と箏・ピアノデュオコンサートツアー6公演を4か国 (オーストリア・スロヴァキア・スロヴェニア・ハンガリー)で行い、2014年にはトッパンホール(東京)で演奏。
また2012年にはKatharina Engelbrecht(ウィーンフィル舞台オーケストラ団員)、Bas Jongenと共に Aevos Trio 結成、ウィーンでの演奏会に多数出演し、2013年11月にはウィーン楽友協会主催の若手演奏会シリーズに抜擢され楽友協会デビュー、2014年にはイタリアにてコンサートツアーを行い、新聞紙上で絶賛される。
またペーター・シューマイヤー氏 (Artis-Quartett) 講習会、Wiener Musikseminarの公式伴奏者を務めるなど、
ソロ、室内楽、伴奏等幅広い演奏活動をしている。
日本では2009年よりピアノカフェショパン (東京・町田) にて、トークを交えた山口友由実ピアノコンサートシリーズを16回にわたり開催するほか、2012年にはヨハネス・ブラームス・フィルハーモニカとブラームスのピアノ協奏曲第1番を共演。ほか町田新市庁舎式典での演奏、町田市立国際版画美術館でのプロムナード・コンサート、小学校での演奏・講演など、ソロ、室内楽、伴奏等、幅広い演奏活動を行っている。2013年は町田市文化・国際交流財団主催 和光大学ポプリホール
鶴川オープニングシリーズにてリサイタル、熊本、香川、静岡、兵庫など各地で演奏。
また高校在学中に日本女子大学創立百周年記念歌を作曲、毎年歌い継がれており、2014年には日本女子大学教育文化振興桜楓会の委嘱により、女声三部合唱による東日本大震災鎮魂歌 「明日を信じて-亡き友に-」 を作曲、同年3月に初演され、その後2015年に
仙台でも演奏されている。
現在ウィーン在住。


